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整体・鍼灸・健康のお話し

南都院長の体験レポート

 

“はたして花粉症を克服できるか” 第一話

<2005年3月23日の記>
内容:はじめに 花粉症とは 花粉症の原因の私的考察 光線療法の話
再び目かゆみに襲われる 光線再開かゆみが治まる

はじめに

 私は8年前に花粉症を発症しました。夜中に突然目をかきむしりたくなるようなかゆみが襲ったのでした。それからは花粉症の典型的な症状で悩む日々でした。いろいろやってみましたがダメで、ある時ペインクリニックの本を読んだときに、かゆみを解決できるということが書いてありましたので、さっそくその本で紹介されていたクリニックに行ってみました。首の喉ぼとけのすぐ横の奥にある星状神経節というところに神経ブロックの注射を10回くらい受けて、やっと眼のかゆみだけは治まりました。ただし薬の効果は1年間しかもたず、毎年この注射を10回はうたなければならないというのでした。
 しかし翌年からはいろいろな民間療法を併用し、花粉への抵抗力が付いたのか、時々かゆみはありましたが目薬だけで何とか過ごすことが出来ました。しかし鼻の方は慢性アレルギー性鼻炎になってしまい、年中調子が悪いです。
 しかし後ほど申し上げる事情によって先日以来、8年ぶりに猛烈な目のかゆみと鼻汁に悩まされることになりました。
 私は現代医学で治らない症状を何とか治せないものかといつも思っています。
 花粉症でこれだけ多くの人々がつらい思いをし、しかも今私自身が我慢出来ないくらいのかゆみに襲われて困っているのですから、何とかならないかといろいろ対策を講じてみました。これは人々のためにというよりも、自分自身を救うためというのがきっかけでした。
 このレポートはいわゆる「症状が治った!」という克服レポートではありません。
 もしかしたら治らないかもしれませんし、何年も続けないといけないでしょう。
 ですからこのレポートは治るにしろ治らないにしろ、何らかの結果が出るまではこれから何年か続くことになると思います。
 しかし現在進行形で書かれる実況レポートですので、花粉症の対策のために情報を探されている方にとっては面白いレポートになるかもしれません。
 私もどうかいい結果が出るように、がんばっていきたいと思います。

花粉症とは

 1980年を過ぎた頃から山の杉林からいっせいに花粉が飛ぶようになりました。雑学のために、このいきさつをいろいろな記事からまとめて紹介しますと、戦後の混乱期に住宅の建設のために大量に山林が伐採されたことが発端になるそうです。しかし山から木がなくなっていきますと、洪水や山崩れが起きる恐れがあるため、早く山を森林が生い茂る山にしなければなりません。そのため成長が早い杉を植えることになったということです。ですからこの時に植えられた杉が花粉を撒き散らすようになり始めたのが、1980年を過ぎた頃だったのです。
また花粉が最もよく飛ぶのは気温が15度を超えた日の午後2時か3時頃だそうです。

 さて、この頃から花粉症にかかる人が増え始め、その猛威はあっという間に日本中に広まりました。都心部では5人に1人が花粉症と言われ、将来は国民の3人に1人が花粉症になる時代が来ると言われています。しかも一度かかってしまうと、翌年から毎年悩まされることになり、これといった解決の方法もないというのです。
 先日のマスコミ報道によれば、今年は最年少で2才の子供を始め多くの子供達が花粉症を発症し始めたとのことです。
 最も多い「スギ花粉症」の場合は2月から4月がピークですが、ヒノキやイネなどによる花粉症も多く、いくつかの植物の花粉に抗体を持っている人の場合、1年の半分以上を花粉症の状態で苦しんでいるという人もいるとのことです。
 なぜ花粉症になるかという原因はまだ分かっていないのが実情ですが、考えられる原因として「空気の汚れによって粘膜の防御機能がオーバーワークになって疲弊してしまっていること」「工場や車の排気ガスによる化学物質が空気中に増えたこと」などです。
 その結果免疫が花粉を「危険な異物」と誤って認識してしまって過剰に反応した結果だというのです。

花粉症の原因の私的考察

 花粉症はなぜ都会で多く発症し、杉林が多い田舎の方では少ないのでしょうか。
 この理由は都会のアスファルトにあると私は考えています。都会では花粉はアスファルト上にたまったまま土に吸収されることがありません。そして紫外線を浴び続けることによって花粉の中のタンパクが変性します。これを都会の人は吸い続けるわけです。変性を起こしたタンパクは体に悪い影響を与えますから、当然体に吸収した量が増えるにつれて症状が出ないはずはありません。
 しかもアスファルト上の花粉は、いつまでたっても土に吸収されることはありませんから、ますますたまる一方です。それを吸い続けるわけです。

光線療法の話

 私は2002年の10月に光線療法を導入して、2004年6月までほぼ毎日1時間から2時間は自分自身に試してきました。
 「光線療法のすすめ」に詳しく書いていますが、治療器を購入して20日位した時に交通事故を起こしてしまい、そのあと奇跡のような治癒体験をしたことで、光線にすっかりとりこになってしまいました。
 治療院に光線療法を導入してからは、椎間板ヘルニア・坐骨神経痛をはじめ、どこに行っても治りにくい慢性症状で困っている方にたくさん喜んでいただくことが出来ました。
 また光線治療を自分に試し続けてからは眼のかゆみは全くなくなり、本当に助かりました。ただしアレルギー性鼻炎だけは治りませんでした。

再び目かゆみに襲われる

 ところでなぜ2004年の6月で自分に光線治療を行うのをやめたかと申しますと、縁がありましてサプリメントの研究を行い始めたのでした。その研究の報告は又別の文章で詳しく行いたいと思いますが、要点だけを申しますと、栄養療法で細胞を健康なものに入れ替えていく形で体質改善していく実験を、自分の身体で行おうと思ったのです。常識で考えると治療は体の外から行うものですが、栄養素療法といって最近のアメリカで研究されている新しい医療のアプローチ方法があることを知ったのでした。その一つの手段として、サプリメントを飲むことがあるのです。
 詳しくは私のホームページの「アロエベラと栄養素療法」のコーナーの中の「サプリメントと栄養素療法について」をお読み下さい。

 早速私はサプリメントによって、自分自身がいくつか抱えている慢性症状(慢性アレルギー性鼻炎、脊椎変性症など)を改善しようと思ったのです。そのためには何年かかかるはずですから、自分自身を実験台にしてサプリメントの効果を証明してみようと思ったのでした。そのためにはいったん光線はやめて、サプリメントの効果だけを試していく必要があったのでした。サプリメントの研究をしていると、光線療法だけではなくこの世にはすぐれた代替医学(現代医学に替わるもののこと)がいくつもあるのがわかりました。
 現在2005年3月ですから、9ヶ月ほどサプリメントだけで過ごしてきたわけですが、アレルギー性鼻炎の方は少しましになった感じでした。
 しかし2月下旬から過去最大と言われる花粉量が舞い始めました。今年の花粉量は大阪で昨年の30倍だとのことです。
今年も大丈夫かなと思っていたのですが、3月10日を過ぎてますます花粉量が増えてきた頃、突然猛烈な眼のかゆみと鼻汁とのどの痛みが襲ってきました。
 8年ぶりの苦しみでした。一日中苦しい思いをしなければならないのですから、気持ちもうっとおしくなってきます。体が風邪をひいたと錯覚するのでしょうか、寒気も襲ってきます。本来は一年で一番快適に気持ちよく過ごせるはずの春が、このような苦しみの季節になってしまい、しかも一度かかると一生治る見込みがなく、最近は小さな子供にも発症するケースが増えてきたのですから、いよいよこの世は末期症状になってしまったと思わずにいられません。
 私は出来れば薬を使いたくなかったのですが、このかゆみには耐えられません。しかし目薬や鼻スプレーを使っても30分ほどしか効果がありませんでした。

光線再開 かゆみが治まる

 ある日の夜中に眼のかゆみで目が覚めて、それっきり寝られなくなって私はついに再び光線治療のお世話になることに決めました。光線治療器は自分の物だし、普段は患者さんに使っているのですから全然かまわないはずなのに、先述のようにサプリメントの効果を実験するのに光線治療の効果が混ざってしまうと、はっきりしたデータがとれないと思って我慢していたのでした。しかし一日中この苦しみが続くだけでなく、花粉症のシーズンが終わるまであと一ヶ月半もこの状態で過ごさなければならないというのです。
 苦しみを解決したくて私のところに来られる患者さんに対して、いつも泣きはらしたような真っ赤に充血した眼で、しかもしょっちゅう鼻をかんでいる院長が治療するというのはどんなものかと思いました。逆に心配して下さることが多いので、それはそれでいいコミュニケーションになるかもしれませんが、いつもこんな具合というのも良くないと思ったのでした。
 さて久しぶりに光線を当て始めて40分ほどたつと、じょじょにかゆみが薄れ始め、鼻の詰まりもましになってきました。1時間もたつと完全に眼のかゆみはなくなり、鼻も少しですが通りました。やったと思いました。サプリメントは光線療法には出来ないそれなりの得意分野がありますが、このかゆみに関しては完全に光線の勝ちでした。
 光線療法の強みは、痛みとかゆみに対する即効性です。
 血液・リンパの流れを良くすることで、痛みやかゆみを発生させる物質を流してしまうわけです。その物質が局所的に滞っているからいつまでもかゆいわけです。
 それから光線の当て方ですが、目がかゆいからといって顔に照射するよりも「若木式光線療法の特徴と原理」の中で詳しく解説していますが、右肩から背中にかけてのポイントに照射した方が早く楽になり、しかも効果に持続性があることが分かりました。やはりこのポイントは、リンパの流動を促進させる重要なポイントであることが改めてわかりました。
 ただしそれだけでは光線を当て終えたあと、又かゆみに襲われるわけですから、免疫異常を改善して体質改善も行わなければなりません。継続して光線治療を行っていかなくてはいけません。
 案の定、外の外気を吸ったら又かゆみが始まりました。しかし猛烈なかゆみというのではなく、目薬をしたら何とか我慢できました。