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整体・鍼灸・健康のお話し

シリーズ 私の整体学

 

私の整体学2 整体と精神の世界(上)

病は気から!?

 「病は気から」とか「気のせい」ということをよく言いますが、実際に気によって体が良くなったり、悪くなったりするのは事実です。ある科学者がこんな実験をしました。
 ある人に目隠しをしてこう言いました。「今から真っ赤に焼けた火箸を足に当てますからね。かなり熱いですけど我慢してくださいね。」そういいながら、ただの割り箸を少しずつ近づけていって、「はい、当てますよ。」と言って、割り箸を足にさっと当てました。すると目隠しをされた人は「熱い!」と叫んで飛びのきました。そして割り箸を当てたところには実際のやけどと同じ水ぶくれができたそうです。
 他にもこんな話があります。「これは100%風邪の治る最新の薬ですからね。必ず治りますよ。」と言って、風邪の患者にただの小麦粉を飲ませたところ、過半数の人が実際に風邪が治ったというデータがあるそうです。これはプラシーボ効果といって、有名な話です。

精神と波動の関係

 20世紀以降の科学者たちは、物質を構成する単位を超ミクロの世界に向かって掘り下げてゆき、すべての物質の事象の特性は素粒子レベル以下の存在によって決定されているということを発見した。これが量子理論であり、波動の理論である。
 デビッド・ボームという物理学者が面白いことを言っています。それによると、この宇宙は目に見える次元すなわち物質的な宇宙(明在系)と、その背後にもう一つの目に見えない次元の宇宙(暗在系)が存在しているといいます。そしてその目に見えない次元の宇宙の中に、あらゆる物質、精神、空間、時間などがたたみこまれていて分離不可能である。目に見える次元ではバラバラに独立して存在している石やビル、人間や動物も、見えない次元ではすべて溶け合っていて一つであるといいます。そして素粒子はこの目に見えない次元と見える次元の間を絶えず行ったり来たりして、それが何らかの意味を持つ場では、それがまとまりのある形をなして目に見えるようになるといいます。これがいわゆる「物質」だというわけである、と言っています。

精神が自然治癒力にもたらす影響

 こうして見てみますと、精神が身体に及ぼす影響はかなり大きなものになると思います。
 自然治癒力には三つの大きな要素があるといわれています。一つ目は免疫系、二つ目は神経系、三つ目は内分泌系です。神経系は「精神の自然治癒にもたらす影響」
と言っていいぐらいのものだと思います。内分泌は脳下垂体が最高中枢ですから、精神的なものによって影響される可能性が大きいところと言えます。最後に免疫系ですが、これは免疫細胞の働きです。身体にとって悪い最近や不純物を掃除したり、悪くなった組織を修復する働きをします。ところがこの免疫細胞も精神的なものによって大きな影響を受けることがわかっています。
 次に精神的なものが健康や細胞の次元に影響をもたらすおもしろい話を紹介いたします。

精神が目に見える形で現れる

 ノーマンカズンズという人は膠原病にかかった時に、それを治すためにあらゆる文献を読んで調べた結果、笑うことが一番自然治癒力を高めると言う結論に達しました。そしてコメディなどの面白いビデオをたくさん購入して、それを見て思いっきり笑うことにしました。そして見事に膠原病を克服しました。その体験をカズンズ氏は「笑いと治癒力」という本にまとめました。

 次は言葉が身体にもたらす力、そして細胞や身体も言葉に応えることがあるという実話を紹介します。
 庭の花に「本当にいつもきれいに咲いてくれてありがとう。」という言葉をかけながら、水をやっているスターの話があります。隣の人も同じ花なのに、その人の庭の花だけがいつも大きくてきれいな花を咲かせているということです。
 鈴木秀子氏の「愛と癒しの366日(海竜社)」という本の中にこのような話が載っています。

 「東工大の先生から聞いた話です。
 同じ種類のシクラメンを、あることを除いて、同じ条件の下で育てる実験をしました。
 水をやるたびに、花子と名づけた方には、『花子さん、すてきな花を咲かせてね』とやさしく声をかけました。
 太郎と名づけた方には『太郎、お前なんかどうでもいいんだ』と突き放しました。
 一ヶ月たった時、花子は驚くほどたくさんの赤い花をつけました。太郎の方は、というと、一輪の花さえ咲かせなかったそうです。」