体験談シリーズ
  • 喉頭ガンを克服する
    • 光線療法のその他の読み物
  • 光線療法のすすめ PART2
  • はじめに /  新しい民間医療の創造 / 
    自然治癒力の神秘――光線による「反応」について
    心の領域への新たなアプローチ
    はじめに

     私は昨年の秋(注:これを書いているのは平成14年4月17日)に、光線療法に出会いました。そしてその研究が深まるにつれて、その効果に毎日感動する日々を過ごしてまいりました。そしていつしか、この治療法を世に知らせることが私の新しい仕事になりました。
     ところで私が光線療法に出会ったいきさつや、私自身の体験も含めた光線療法による病気や障害の改善の体験、そしてその効果についての考察などは、「光線療法のすすめ」に詳しく書かせていただきました。
     ここではそれ以降の臨床研究で新たに発見したことや、考察したことなどを追加報告としてまとめてみました。

     光線療法はさまざまな病や障害を何とかして治したいと思う人々に、クチコミを通じて普及している民間療法です。
     先日韓国から来日した素敵な老夫婦を紹介されました。奥さんが甲状腺の末期がんになり、病院からあと3ヶ月の命と言われて、それならずっとやりたいと思っていた世界旅行をしようということでアメリカを旅行していた時のことです。ロサンゼルスである人から若木式光線療法のことを聞いた二人は、そのまますぐに旅行を取りやめて日本にやってきて光線療法研究所の若木所長を訪ねて来ました。奥さんは光線治療器を韓国に持って帰って毎日自宅で治療を続けた結果、癌から生還したということです。
     光線療法はまだなじみがない治療法です。そのため現代医学や東洋医学、民間療法でもまずお手上げと思われる難しいケースで、いろいろな治療法を捜し求めているうちに出会うという方が多いのです。

     私は光線療法について臨床上発見したことや、若木所長から教えていただいた数多の事を書き留めることは、誰かがやらなければ永遠にその経験が失われてしまうことであり、そしてその役目は自分にしかできない仕事だと思うようになりました。

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    新しい民間医療の創造

     私は本来鍼灸師ですが病気が治るために良い治療法であるならば何でも取り入れていきたいと考え、中国整体や足裏療法をはじめ、気功や心理カウンセリングなどいろいろな治療法を研究してまいりました。神秘的とも言える心と治癒の関係について調べていくうちに、西洋のヒーリングや宗教の分野も研究することになりました。そうした中で光線療法は最大の出会いでありました。

     若木式光線療法は西洋医学や東洋医学など、どの分野にも当てはまらないものだと思います。そのためこの治療法は「光線医学」とでも呼ぶにふさわしいのではないかと思います。適用範囲はほとんどすべての症状に及び、効果も非常に優れたものです。光線でなぜ治るのか、若木式光線療法とは何かについては、「若木式光線療法の特徴と原理」「慢性症状はなぜ右肩に照射するのか」をお読みいただけたらと思います。

     光線療法は通院による治療法というよりも、自宅で光線治療器を使って自らを治療する民間療法と考えていただいたほうが結構かと思います。
     光線は天然の太陽光線と同じものですが、紫外線は99.8%除去していますので安全です。そして光線は身体に照射すればするほど、癒しのエネルギーが身体に蓄積されて、自然治癒力が高まっていくわけです。
      しかも痛みや不快感がなく、気持ちのいい状態で症状が改善されていきます。症状が良くなった後でも、疲労回復や健康維持のためにずっと続けることができます。

     この治療法は勉強しなければならないことがたくさんありますが、その分だけ生きがいと喜びは大きいものがあります。
      何よりも苦しんでいる人が救われていくことは、治療師としてどれほど喜ばしいことでしょう。いつの日か日本中のいろいろな所に光線ファンの輪が広がって、一緒に学びながら人々のお役に立てる活動をしていくことができれば、どんなにかすばらしいことだろうと思います。

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    自然治癒力の神秘――光線による「反応」について

     光線を身体に照射していると、好転反応(陽性反応ともいいます)と言って体にだるさが出たり、一時的に症状が悪化したのではないかと思えるような現象が起こることがあります。
      長い間の慢性症状のため、血液やリンパの循環が悪い状態が普通になっていたため、それが良くなろうとする場合に、身体が一時的に反作用を起こすのです。しかし全身の循環が良くなり、その状態に身体がなじんでくるとその現象は消えていきます。ただし慢性症状の程度によっては、「反応」がなかなか出なかったり、あるいは治るまでに何度も「反応」が出たり消えたりという事が繰り返されることがあります。

     ところで光線治療を続けていると、これまでの医学の常識では考えられない身体の反応が見られることがあります。
      大変興味深いケースとして手足や身体が勝手に動くということがあります。ひっきりなしに手足や上半身が動いている患者さんの光景を何度も見たことがあります。

     これは症状が良くなる過程において、身体の各所の硬くなっていた関節や靱帯がゆるくなり、それに伴って歪みを正すために必要な運動として、手足が動くのではないかと思います。
      動き方を観察していると、私は整体士でもありますので、関節をやわらかくする運動に非常に似た動きをしていると思いました。言ってみれば、自分自身をリハビリしているのです。
      そんなことは考えられないことですが、確かに理にかなった手足の運動であり、その反応が終わった時には患者さんは確かに、長い間悪かった腰や首や手首が楽になったと言われるのです。

     自然治癒力とは、身体に侵入した細菌を殺したり、傷んでいる組織が修復したりするだけではなく、身体の歪みを正すために、自らそのための最適な運動を行うという形で現れることがあるものだと考えていいと思います。自然治癒力がこういう形で表れると考えた方が、自然ではないかと私は思います。自然治癒力とは本当に不思議で、すばらしいものなのです。

     私は若木式光線療法によって、自然治癒のメカニズムだけでなく、医療観や人間観にいたるまで新しい視野が与えられました。今になって私は鍼灸学校や整体の学校で、基礎ではありますが西洋医学や東洋医学を学んでいて良かったと思います。そうした基盤のおかげで、私はこうした話を聞いても、盲目的に信じるだけで終わったり、あるいはうそかやらせだろうと勝手に決め込んだりしないで、一つ一つの事柄を客観的に研究して調べていくことができました。

     しかし身体が自然に動き出すことの理論的解明はどうであれ、本当を言えば症状が治ればそれでいいのかもしれません。若木所長はよく「なぜそうなるのかはわからない。しかしそうなることで良くなっていくということが自然なら、それをそのまま受け止めればいい。」と言われます。30年間光線療法一筋に、人々の病に携わってきた人にしか言えない言葉だと思います。

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    心の領域への新たなアプローチ

     次に光線療法と心の病について考えてみましょう。
      私は心の病がなぜ起こるのかという事についていつも考えているのですが、心の病は身体の病と同じく、全身の循環不良や特にホルモン系のバランスがかなりの影響を与えているのではないかと考えています。
      何年か前、私の知り合いの友人のある女性がうつ病で自ら命を絶ってしまいました。ずっと元気で小学校の先生をしていたのですが、ある時に更年期障害になり、うつ病になってしまいました。ご主人が何とかして元気になるようにと、毎日一緒に散歩したりいろいろ努力をしたのですが効果がなく、ある日突然命を絶ってしまったのでした。

     更年期障害はホルモンの分泌異常が原因と言われています。ホルモンにはさまざまな種類のものがあり、身体だけでなく心に影響を与えるホルモンもたくさんあります。
      私はうつ病というものは、気の持ち方や考え方といった次元で解決ができるものばかりではないと思います。
      ひたすら死ぬことしか考えられなくなるような精神作用を起こさせるホルモンが出ているか、もしくはそういった自殺願望を抑制するホルモンの分泌が悪くなっているというケースも考えられると私は思っています。

     意識や心の持ち方は大脳皮質の浅い部分での脳の働きに過ぎません。ホルモンは脳下垂体や大脳旧質の部分で生産され、分泌されます。大脳旧質は生命維持機能や喜怒哀楽といった、動物的本能をつかさどる部分です。
      ですからいつも感情の部分に抑圧されたものを抱えていると、旧質の細胞に変性を起こすことがあるという研究報告もあります。変性とは細胞の質そのものが変わってしまい、元に戻らなくなった状態のことを言います。
      ですから長い間ノイローゼを患っていると、やがてうつ病になっていく可能性があるというのは、そういうことからも言えるのではないでしょうか。また事故などで打ち所が悪いと、性格や人格までが変わってしまったり、それまで温和だった人か凶暴になって、手がつけられない人間に変わってしまったという話はよく聞きます。脳の中に打撃による大きなショックが加わると、当然細胞にも何らかの変性が起こるかもしれません。
      それほどホルモンの分泌異常というのは恐ろしい問題なのです。

     光線療法には傷んだ細胞を元どおりに修復させる力があると言われます。もちろん回復には時間がかかるケースもあるかもしれませんが、心の病の治療にも光線療法を取り入れたら、新しい可能性が見えてくるのではないかと思っています。カウンセリングは言葉と人格的ふれあいによって、クライエントの心の中に治癒を起こさせるものですが、光線療法は脳や神経やホルモン系にダイレクトに働きかけるものです。まずクライエントの情緒が光線によって安定するのを待って、それから対話を始めればより効果のあるカウンセリングができるかもしれません。
      またカウンセラー自身も大変な仕事を毎日行っているわけですから、光線療法によって自らの健康を維持する可能性もあると思います。この光線には細胞レベルだけでなく、生命エネルギー全体の癒しの効果もあるに違いありません。光線には言わば健康なオーラとでもいえるものがあると思います。きっと体の病だけではなく、心の領域やさらに深い魂の次元にまで働きかける可能性があるかもしれません。
      いずれにせよ心の分野は、今の時代は特に真剣に取り組まなければならない課題であり、これからもますます重要な問題となるでしょう。

      次に日常的な視点から、心の領域と光線療法というテーマについて考えてみたいと思います。
      たとえば心に悩みを抱えてうつ状態になっている時に、部屋から外に出てさんさんと輝いている太陽の下にいると、いつの間にか重かった心や先までの苦しかった精神状態が少しずつ楽になっていき、いつの間にか消えていったという経験は、かなり多くの人がお持ちだと思います。
      太陽の光は細胞レベルだけでなく、我々が生きているエネルギーそのもの、我々を包んでいる目に見えない光や波長とでも言ったもの(生命体放射現象とかバイオ放射と呼んでいる科学者もいます)に直接働きかけて、調子の悪い部分や不調和なリズムを正し、健康なエネルギーを注ぎかけてくれるのかもしれません。そうした事を繰り返しながら、太陽の光によって心の病も癒されていく可能性があるかもしれません。あるいは人格や性格についても、光線は本来の健康な状態に戻してくれる力を持っているかもしれません。

      光線療法にはまだまだ未開拓の分野がたくさんあると思います。
      新しい発見がこれからもたくさんあるでしょうし、勉強しなければならないことも次々に出てきます。
      光線療法の世界には、きっと多くの希望があると思います。
      そして病や障害で苦しむ人が、一人でも多く救われることを祈らずにはいられません。


    平成14年4月17日 なんと鍼灸治療院(整体・光線療法施術所)
    院長 南都嘉宏
    参考:勉強会資料より

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