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南都院長のお役立ちコラム
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アメイジング・グレイスについて

ゴスペルの「アメイジング・グレイス」という歌が最近よく歌われています。アメリカでは人種を超えて歌い継がれ、「第二の国家」とまで呼ばれているということです。この歌の作詞者は1725年にイギリスで生まれたジョン・ニュートンという人で、アフリカで奴隷を捕まえて売る仕事をしていました。ある時、いつものように彼が船長をしている奴隷船がひどい嵐に襲われました。そのあまりのものすごさにいよいよ船が沈むと思ったその時、彼は祖母からお守りとしてもらった一冊の聖書が目に入りました。

彼は初めて必死に神に祈りました。そして船は助かりました。彼はこの日から自分のこれまでやってきた仕事のことを悔い改めました。その後彼はキリストの信仰に導かれ、そして何年かして牧師になりました。

アメイジング・グレイスは、当時のことを振り返って作ったのではないかといわれています。「神は私のような愚かで、哀れなものを救ってくださった。」という歌詞にあるとおり、「アメイジング・グレイス」とは「驚くばかりのこの恵み」という意味です。

最後にニュートンの歌の直訳を紹介します。
一、驚くべきみ恵み−何と胸をときめかせる言葉か−
  私のような無頼漢をさえ救いたもうたとは!
  私はかつて失われていたのですが、今や神に見いだされ、
  かつて目が見えなかったのですが、今や見ることができます。

二、み恵みが私に恐怖を教え、そのみ恵みが私を恐怖から救ってくれました。
  そのみ恵みは、何と貴く見えたことでしょうか、
  私が初めて信じたときに!

三、多くの危険、困難や誘惑を私はくぐり抜けてきました。
  み恵みがここまで私を安全に導いてくれたのです。
  そしてみ恵みが私を天のふるさとに導いてくれます。

四、主は私に恵みを約束されました。
  主のみ言葉に私は望みをおきます。
  主こそ私の楯、分け前です、私が生きるかぎり。
  私の心と体が弱り、地上の生が終わるとき、
  天国において喜びと平安が与えられるのです。

五、大地はやがて雪のように溶け、太陽も光を失うときがきます。
  しかし、私を地上において招きたもうた神は、とこしえに私のものです。

(訳は『賛美歌・聖歌ものがたり』大塚野百合著(創元社刊)より)



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