Web喫茶シャローム
もくじに戻る
癒しについて

【はじめに】
 今、癒しがブームになっています。アロマテラピー、ヒーリングミュージックを始め、癒しグッズと呼ばれるものまでが売り出されています。現代に生きる人々にとっては、癒しという言葉そのものの響きが、すでに体や心の疲れから救ってくれそうに思うのかもしれません。では癒しとはそもそも何なのでしょうか。

 事典によると、『病苦を取り除く「治療」とは違い、心も含めた「全体性の回復」という意味を持つことが多い。「モノとしての人間の治療ではなくて、人間存在そのものを満たすこと」と定義している。』というふうに説明されています。


【癒しを目的としない癒し】
 たとえば興味のあるものに熱中している時、癒しが目的でなくて、ただ楽しいから熱中しているだけなのに、この時ほど癒しの効果の現れる時はないかもしれません。楽器を弾いたり、絵を描いたり、自然の中を歩いたりすることなど、いろいろあるでしょう。何か1つでも好きで熱中できるものを持っていると、人生そのものが豊かになりそうですね。


【マザー・テレサ効果】
 人の幸せのために一生懸命になっている時や、苦しんでいる人を助けている時、その時の血液を調べた学者がいるといいます。調べてみると、血液の質は良くなっていて、免疫もかなり増えていたそうです。これを「マザー・テレサ効果」と呼んでいる学者がいるということを聞いたことがあります。実際に体や心がエネルギッシュになり、性格も明るく快活になってくるとのことです。なるほどうなずけるものがありませんか?

 ここに面白い実話があります。
 ある年老いた女性が、目の前で自分の息子が車に轢かれるのを目撃してしまいました。
タイヤの下敷きになっている息子を助けようと、その年老いた女性は思わず車のバンパーに手をかけて、何トンもあると思われるその車を持ち上げてしまったそうです。息子は無事に救出されました。そのあとその女性はへなへなと倒れこんでしまったそうです。

  普段の生活では絶対に出てこない力が、絶体絶命の危機に際した時には、奇跡的な力を人間は発揮することができるのかもしれません。

  これに似た話は他にもたくさんあります。もちろんこのようにならないまま終わってしまった悲劇もたくさんありますが、人間はもしかしたら、底知れない不思議な可能性を持っているのかもしれません。


もくじに戻る 次へ

(C)Nanto-shinkyuin. All rights reserved.