その方は40代の女性でしたが、私の顔を全然見ないで、うつろな目をしたまま他のところをじっと見ている方でした。
よく聞いてみるとその方は更年期障害で苦しんでおられ、外出するのもつらくて、人と会って話をすることもしんどいとのことでした。この症状が軽くなるのなら何でもいいと思ったということでした。
そう聞いて私は一生懸命サプリメントについて話しました。
ちなみにこの方の血液検査などの医学的なデータはありません。更年期障害は本人にしかわからない自覚症状です。しかし自覚症状の変化は、これもまた本人にしかわからない喜びです。自分は確かに元気になったという自覚こそ何よりのデータかもしれません。 その方は1ヶ月半くらいすると非常に元気になられ、いつもにこにこして子供の学校の話などをするようになりました。そしてダイエットが終了したときには見違えるようにきれいになられ、性格も明るくなられました。
更年期障害は一度かかってしまうと10年以上苦しむ人が多く、中には鬱病を併発することもあるこわい症状です。しかも本人だけが苦しむばかりでなく、周りの人や家族にも影響を与えます。そういう方にとって栄養素療法は明るい希望を与えてくれるに違いありません。
ところで最近の精神医学では、鬱病の8割はホルモンバランスの異常が原因といわれています。そして、そしてビタミン・ミネラルを充分に摂取すれば8割ほどの鬱病は治ると言っている医学者もいます。
こんな実験報告があります。
どんな実験かと申しますと、何人かの実験のボランティアの人にビタミンB1の量を減らした食事を6ヶ月間与えたというのです。
すると次第に彼女たちはイライラして喧嘩しやすくなったかと思うと急にふさぎ込んだり、協調性がなくなったりし始めたということです。また手足のしびれや、頭痛、肩こり、不眠などを訴えはじめ、わずかな労働にもすぐ疲れてしまうようになりました。
しかし再びビタミンB1を充分に与えると、これらの症状は徐々に消えてゆき、誰もが気持ちよくなってきたということです。
こういうケースを聞くと嬉しくなってきます。サプリメントに対する見方も変わってきます。
ところで血液中のカルシウムの量が減少すると、神経質になったり、イライラするようになることが医学的にわかっているそうです。
カルシウムが不足すると、行動にも異常が見られ、自閉症的な傾向や凶暴性もでてくると言われています。
なぜカルシウムがこれだけ精神的なものに影響があるかと申しますと、神経が正常に働くためにはカルシウムが充分になければならず、不足すると神経を伝える電流が滞ってしまって障害となって表れてくるからだというのです。
21世紀は心の時代だという学者は多いですが、心の問題は果てしなく奥が深く医学的に解明できない分野も多いと言われていますし、サプリメントだけですべての症状は改善できると思ってしまうことは短絡的だと思いますが、栄養素療法はとても希望のある分野ではないかと思います。
また症状の改善だけではなく、肌のつやがよくなったり、健康になっていくだけでなく、精神的にも穏やかで感じがよくなっていったという話しは良く聞きます。 心に潤いが生まれ、穏やかな性格になっていくならば、きっと家族にもいい影響がでるに違いありません。
このようにサプリメントは心身ともに健康な生活を送るための、一生のお友達といっていい存在かもしれません。 |