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T.栄養が病気を治す!?/ U.栄養素療法とは何か/
V.細胞レベルで病気を考える/W.症状が改善されたケース
【T.栄養が病気を治す!?】

サプリメントでいろいろな病気が良くなっていったという話はよく聞きます。今日は時間の関係ですべてふれることはできませんので、私の患者さんで実際にあった、更年期障害とうつ症状について発表したいと思います。更年期障害は一度なってしまうと何年も苦しむことが多く、しかも病院でも解決できない問題です。

カウンセリングに来られる人で、このような症状で悩んでいる人は、10人に1人はおられると思いますので、今日の内容が皆さんのこれからのお仕事に少しでも役に立っていただければ光栄です。

 
【U.栄養素療法とは何か】 

さて栄養素療法とは何でしょうか。 

その定義は決まっていませんが、一言で言いますと、「食事療法とは違い、必要な栄養素を与えることによって細胞の働きを正常化し、自然治癒力を高めることによって、病気を根本から治療するための、新しい医療のアプローチ」ということになると思います。 ところで慢性病や生活習慣病の原因はいろいろな要素が考えられますが、それを栄養の観点から考えるおもしろい報告がありますので、次にそれを紹介いたします。  

1975年にアメリカの上院議会の中に「栄養問題特別委員会」という調査委員会が設けられ、2年間にわたり調査がなされたそうです。
そして次のような報告がなされました。 要約しますと、
「現在の我々の食事は全く不自然で、ひどいものであり、この食事が、ガン、心臓病、糖尿病を生んでいる原因になっている。現代病は近代医学では治らない。それが最大の弱点である。これを治すことができるのは、新しい栄養の知識だけである。ほとんどの医者でさえ知らない新しい病気に“低血糖症”がある。この病気は心と体に異常を起こし、暴力行為や自閉症、精神異常を起こす可能性がある。食品添加物は、新しい種類のアレルギー患者を作り出している。その害はまず子供に現れていく。」
といったものです。  

この報告は今から30年前のものですが、そのときのアメリカは栄養不足がもたらす問題が深刻なものが多かったということが伺われます。
しかし政府の中で栄養がもたらす影響について真剣な議論がなされていたということは、さすがアメリカだと思います 

さらにそれから20年たつと、アメリカではこうした問題に大してサプリメントを使って解決していこうという動きが正式に認知されました。
そこで次のよう法律が生まれました。 さらに1997年からアメリカでは「栄養補助食品健康教育法」という法律が施行されて、薬と食品との間にサプリメントの存在が正式に位置づけられたといいます。
現代の私たちは、環境汚染や、薬害、そしてストレスの多い社会といった体や心の健康にとって害のあるものが取り巻いています。  

もはや「栄養のあるものをしっかり食べて、よく運動してよく眠る」だけでは健康を維持することが難しくなっているかもしれません。 こうした問題に対処するためには、サプリメントが現代の私たちにとって、健康を守っていくためになくてはならないものだという認識を深めることが必要ではないかと思います。  

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【V.細胞レベルで病気を考える】 

現代病は体を構成している細胞が正常に活動できない状態であると考えてよいと重います。これが栄養素療法の考え方です。 

つまり細胞のレベルで病気や健康を考える新しい考え方です。それは一言で言うと、「健康とは細胞に充分な酸素と栄養がゆきわたって、細胞の代謝が正常に働いている状態」というとらえ方です。 

よく「単細胞生物」とか「高等生物」という言い方がなされますが、人間の細胞も単細胞も構造から見ればほとんど変わらないと言われています。極端な言い方をすれば、人間の体は60兆の独立した単細胞生物が集まって互いに役割を分担しあって、助け合っているだけだと言っても良いと思います。ですから我々の体は1つ1つの細胞が正常に働いていないことには正常とはいえないと言ってしまって良いと思います。その細胞をいかにして正常にしていくかが栄養素療法のポイントといえます。 

さて細胞の中の成分は海の中の海水とほとんど同じ成分です。こんな話があります。

大量出血で死にかけている犬がいました。そこは海の近くだったので、とっさに医師は海水を犬に静脈注射したところ、犬は生き返ってその後の元気に生きていたというケースがあります。
おもしろいですね。生命は海から生まれたと言います。
その海の水を細胞膜という膜で包んで、独立した形になったものが細胞といっていいかもしれません。ミネラルは鉱物です。大地の中にあったものが海の中に溶けていったものがミネラルです。細胞は独立していますし、絶えず活動していますから、中の栄養はすぐになくなってしまいます。だからいつも栄養を補充してやる必要があるのです。  

私は栄養素療法との出会いによって、新しい医療の目が開かれた思いがしました。
そのおかげで、それまではサプリメントといえば単なる健康に役立つ食品、というくらいの存在でしかなかったのですが、人の病気を改善するという分野においてとても大きな可能性を与えてくれる存在に変わったのでした。  

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  【W.症状が改善されたケース】

その方は40代の女性でしたが、私の顔を全然見ないで、うつろな目をしたまま他のところをじっと見ている方でした。 

よく聞いてみるとその方は更年期障害で苦しんでおられ、外出するのもつらくて、人と会って話をすることもしんどいとのことでした。この症状が軽くなるのなら何でもいいと思ったということでした。 

そう聞いて私は一生懸命サプリメントについて話しました。 

ちなみにこの方の血液検査などの医学的なデータはありません。更年期障害は本人にしかわからない自覚症状です。しかし自覚症状の変化は、これもまた本人にしかわからない喜びです。自分は確かに元気になったという自覚こそ何よりのデータかもしれません。  その方は1ヶ月半くらいすると非常に元気になられ、いつもにこにこして子供の学校の話などをするようになりました。そしてダイエットが終了したときには見違えるようにきれいになられ、性格も明るくなられました。  

更年期障害は一度かかってしまうと10年以上苦しむ人が多く、中には鬱病を併発することもあるこわい症状です。しかも本人だけが苦しむばかりでなく、周りの人や家族にも影響を与えます。そういう方にとって栄養素療法は明るい希望を与えてくれるに違いありません。 

ところで最近の精神医学では、鬱病の8割はホルモンバランスの異常が原因といわれています。そして、そしてビタミン・ミネラルを充分に摂取すれば8割ほどの鬱病は治ると言っている医学者もいます。 

こんな実験報告があります。
どんな実験かと申しますと、何人かの実験のボランティアの人にビタミンB1の量を減らした食事を6ヶ月間与えたというのです。
すると次第に彼女たちはイライラして喧嘩しやすくなったかと思うと急にふさぎ込んだり、協調性がなくなったりし始めたということです。また手足のしびれや、頭痛、肩こり、不眠などを訴えはじめ、わずかな労働にもすぐ疲れてしまうようになりました。
しかし再びビタミンB1を充分に与えると、これらの症状は徐々に消えてゆき、誰もが気持ちよくなってきたということです。 

こういうケースを聞くと嬉しくなってきます。サプリメントに対する見方も変わってきます。 

ところで血液中のカルシウムの量が減少すると、神経質になったり、イライラするようになることが医学的にわかっているそうです。
カルシウムが不足すると、行動にも異常が見られ、自閉症的な傾向や凶暴性もでてくると言われています。
なぜカルシウムがこれだけ精神的なものに影響があるかと申しますと、神経が正常に働くためにはカルシウムが充分になければならず、不足すると神経を伝える電流が滞ってしまって障害となって表れてくるからだというのです。 

21世紀は心の時代だという学者は多いですが、心の問題は果てしなく奥が深く医学的に解明できない分野も多いと言われていますし、サプリメントだけですべての症状は改善できると思ってしまうことは短絡的だと思いますが、栄養素療法はとても希望のある分野ではないかと思います。 

また症状の改善だけではなく、肌のつやがよくなったり、健康になっていくだけでなく、精神的にも穏やかで感じがよくなっていったという話しは良く聞きます。 心に潤いが生まれ、穏やかな性格になっていくならば、きっと家族にもいい影響がでるに違いありません。

このようにサプリメントは心身ともに健康な生活を送るための、一生のお友達といっていい存在かもしれません。

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